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Secret

タイトルの「秘密」について。
秘密っていうのは誰でも必ず持っていて、秘密が1つもないって人はいない。
自分を誰かに完璧に伝えてる人なんていない。
ただ、それを理解し合いたいから努力するのであって、
自分しか知らない自分、誰かしか知らない自分の一面だったり、
みんなが知ってる自分の一面だとか、そういう意味の秘密のこと。
秘密が1つもない人は魅力がないし、人間的につまらない。
全部がわかってしまったら、その人に対する興味はなくなってしまうからね。
私もそれを利用してブログを書いてたり、職場で過ごしてたりします。

ジャケットでは、右肩に描かれたユニコーンのタトゥーが披露されていて、
とても目をひきます。
DVDにはシングル曲などのPVと、それぞれのメイキング映像が収録されています。

Not yet
歌詞はあるんですけど、ブックレットには載っていません。
よく聞いてみると、このアルバムのコンセプトが歌われていて、
始まりを告げる曲になってると思います。
このアルバム全体の中に散りばめた秘密、
あとはこのアルバムが完成に至るまでの奇跡、
それらを聞いてくれるみんなが見つけてくれるだろうか?という、あゆからの問いかけ。

until that Day...
もともとインスト用につくられた曲でしたが、あゆの要望により、
フルの曲としてつくられることになりました。
曲を聴いた時から書きたい事は浮かんでて、伝えたい詞もあゆの頭の中にあるから、
あとはあがってきた曲にのせるだけ!だったんですけど、
いざあがってきた曲に言葉をのせるのがすごく難しかったようです。
確かにちょっと早口になってます。
伝えたい意味がズレないように、言葉数を合わせるのは大変なんだな、と思いました。

Startin'
この曲はニューヨークでレコーディングされたそうで、
そのダイナミックなヴォーカルスタイルから、気持ちよく歌ってるのが伝わってきます。
それを引き出したのも、そのスタジオの音の良さとか良い、環境のなせるわざですね。
ここまで大胆で潔い歌詞だと、有無を言わさずポジティブになれるし、
一歩踏み出す勇気というか、半ばつんめのるように歩み始めるような、
それだけの力がある、人生の応援歌。
始めるのも終わるのも全て自分次第。
選んだ答えに正解なんてなく、答えは全て自分の中にあるのです。

PVは、ドリルで壁壊したり、バイクで飛ばしたり、
なかなか見れない姿ですが、結構楽しそうです。
ビデオ屋の青年がいい味出してます。
ちゃんとオチもありますよ。

1 LOVE
これもまた今までにないくらい強いヴォーカルスタイルで新しい。
旋律がありながらも叫んでる感じ。
メロディや詞に引っ張られて自然とこうなったそうですが、
すごく強く尖った歌詞がまた、ロックのスタイルにハマってカッコイイ。
型どおりな生き方ができなくて、だけど周りが何て言おうと自分が選んだ事で、
それに対してちゃんと責任もとるので、外野が何を言おうが関係ないのです。

PVでは、見世物小屋の設定で、いろんな変わり者たちが出てくる。
そんな中、超セクシーなあゆのポールダンスが見られます。
何故かオタクも出てくるのですが、手にモザイクがかかってて、
何持ってるのか気になる!

It was
詞はハッキリしない終わりというか、迷ったまま終わっていく詞になっています。
いろいろあって一応の結論は出したけど、今でもまだ迷ってる感じがすごくリアル。
引きずってしまったり、間違いだったかな?って思ったり、後悔したり、
そういう時にすごく共感できます。
でも、どれだけ後悔しても生きていかなくちゃいけない。
そんなにキレイ事ばかりじゃないし、カッコつけてばかりもいられないからね。
この曲はただただ後悔してるんじゃなく、それでも何とか前を向こうと頑張ってる姿があって、
前に進む勇気とか希望を与えてくれます。
後悔したとかしないとか、カッコいいとか悪いとかよりも、
その前を向こうと頑張ってる姿が大事ですよね!

JEWEL
アルバム曲ながら、紅白歌合戦でも歌われた曲。
ピアノ1本で淡々と始まり終わっていく、あくまでもピアノ1本で全ての抑揚を語る曲です。
あゆ自身もこういう曲は久しぶりで、スゴク新鮮だったし、懐かしくもあったようです。
冬の澄んだ空気のような空気感が何とも言えず、清らかな気持ちになれます。

PVは全編光り輝いていてとにかくキレイ!
どこまでが現実でどこからがCGかわからないくらい、幻想的な世界観です。

momentum
あゆ史上、最も歌入れに時間がかかった曲だそうです。
メロディーがすごく綺麗。綺麗すぎて悲しいくらい。

「momentum」に込めた意味は、気持ち=想いと実際の行動が伴わない事。
頭では分かってるんだけど、してしまうってありますよね。
あの人に触れたいけど、触れられない。
目の前に現れたいけど、現れてはいけない。
分かっているけど、でも泣いてしまう。
そんな儚い感じ・切ない感じがPVにも出ています。
あゆの表情と、ストーリーに注目。

Born To Be...
トリノオリンピックの番組のテーマソングです。
荒川静香さんが金メダルを取った大会なので、この曲もよく耳にしてました!
曲の中にも歓声があふれていて、あの時の感動や栄光を思い出します。
歌詞の中で、「昔の自分にもし出会う事が出来るとするなら?」の問いに、
「未来は不安じゃないよ!って事を伝えたい」と言っています。
さすがだな。今の私は、昔の自分にそんなこと言ってあげられるような人間じゃないや。
いつか、今の自分を認めて、過去の自分を許せる、そんな日がくるのかな。

PVでは、まばゆい光の中で歌っていて、あゆの姿がほとんど見えないのですが、
途中でインタビューシーンのようなものが挿入されています。
語っている言葉は聞こえないんですけど、自分の将来の夢を語っているのです。
その中であゆは、「未来は不安じゃないよ!」っていう歌詞にあることを言っているそうです。

Beautiful Fighters
「ピーッ!」という笛の音と、「ハイ、ハイ!」って掛け声が印象的なこの曲は、
まさに女の子たちのための歌。
詞の世界はリアルな女の子たちの日常。
今の時代の女の子って実はもっと強くて、
カワイイけどサラッとシュールな事も言ってのける。
常に可愛らしくキラキラして、なんてやってらんない!
その詞の世界とメロディーやアレンジとのギャップが面白いです。

PVもキュートで面白かった!
あゆがお店でレジ打ってるとか、想像できないもん。
他の女性ダンサーたちもいろんなお仕事に挑戦してますが、それがコミカルで面白い!
あゆのダンサーズは、ダンサーというよりもアクター&アクトレスだと思う。
ラインダンスや、フラッグを使ったフォーメーションダンスとか、
覚えやすい振り付けなのがかえって斬新でした。

BLUE BIRD
あゆの数ある夏ソングの1曲。
涼しげで開放感あって、いろんなこと吹き飛ばしてくれそう。
リフレッシュは必要です!

PVが印象的で話題になりましたね。
過酷なスケジュールの中、グアムで撮影されたそうです。
その甲斐あってが、色がめちゃくちゃキレイに仕上がってます!
ダンサーズとの撮影で、楽しそうな雰囲気とか、絆や信頼関係すら伝わってきました。

kiss o' kill
アレンジが秀逸で、イントロで小さい子供たちが歌って(?)いるところなんて、もうニクイ!
公園の脇を通りかかった時にフッと聞こえる子供たちの無邪気な声って、
温かいんだけど、その反面切なくなる、そんなイメージ。
あと、全体的に懺悔めいたものも感じる。
それはオルガンのような音だとか、激しいサウンドとかにも表れてるんだと思うけど。
大人になった事によって、無くした物や捨てた物、得た物、
知らなくていい事を知ってしまったり、見なくていい物を見てしまったり。
そういう事によって上手く自分を守る術だけを身につけてしまったりとか、
それによって人を傷つけてしまったり。
無邪気な子供たちの声と大人になってしまった事への懺悔めいた部分。
その両方がこの曲の中にある、というすごく深い曲なのです。

Secret
「絶対に1テイクで録る!」という意識のもとに、歌入れにとても時間のかかった曲だそうです。
言い方悪いですが、何テイクか撮って、良いとこどりをすることはよくあるのですが、
この曲はそんな風に、切ったりつなぎ合わせたりするべきではない、と。
そんな緊張感や気迫が伝わってきて、聴く方も途中でやめたりしちゃいけないなって思って。
しっかり1曲、じっくりと聴くべきだな、と思わせられた曲でした。
冒頭でも書いたあゆの「秘密」、このアルバムを通して、どんな風に見つけることができたか。
聴き終わったことをふまえての、あゆからの再度の問いかけです。



Secret (DVD付)

Secret (DVD付)

  • アーティスト: 浜崎あゆみ,ayumi hamasaki,H∧L,tasuku,Kazuhiro Hara,CMJK,Keiji Tanabe,HIKARI,Shingo Kobayashi
  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング
  • 発売日: 2006/11/29
  • メディア: CD


収録曲をみる


m-CABI

全体の構成としては4ブロックに分かれていて、
合間に「m-NAVI」と呼ばれるインタールード曲で仕切られています。
それはさながら「キャビネットの仕切り」としてアルバムをナビゲートする役目を果たしている。
そもそもアルバムタイトルの由来は「Music Cabinet=音楽のキャビネット」。
今回のアルバム制作にあたり、色とりどりの楽曲をアルバム1枚の作品として楽しめるように、
整えたことに由来するものとなっています。
「m」本来の意味は「music」だが、製作が進むにあたり、一人一人が好きな意味を考えてもよいという
コンセプトももたらせているそうです。

ハネウマライダー
m-NAVI1のアウトロのバイクのエンジン音に導かれるように始まる。
ここから「乗り物、青コーナー」の始まりです。
ポカリのCMソングにもなった、今やさわやか系の名曲です。
ライブでは観客がタオルを振り回して盛り上がる、定番ソングでもあります。
歌詞はダブルミーニングで書かれていて、タイトルは歌詞の主人公と旅立ちを共にするバイクを表しています。
ベースには、かの亀田誠治師匠が参加されてますよ!

BLUE SKY
てっぺんの蒼い空めざして、上昇志向・前向き思考の曲。
昭仁さんの詞にしては珍しい雰囲気かも!?

BLUE SNOW
天気がいろんなイベントに影響する。
それは大きなイベントだったり、日常のちょっとした出来事だったり。
ポルノ自身も雨バンドと言われているので、天気には思い入れがあるのかもしれませんね。
「シスター」のカップリング曲「天気職人」を様々な角度から登場させているのですが、
こういうのはファンには嬉しいサービスですよね。
あいにく私はシングル買わないので、カップリング曲はアルバムに収録されない限り、
聞くことはできないんですけど。
アウトロには、うっすらと「天気職人」のイントロがノイズ入りで流れているそうです。
そのままm-NAVI2へと繋がり、1つ目のコーナーが終わります。

Winding Road
m-NAVI2を挟み、ここからはシングルコーナー。
この曲はアルバム発売の1か月前に発売された、いわゆるリードシングルです。
ライブで未発表曲として披露されて以来、
「今までのポルノにありそうでなかった曲」と評判が挙がっていましたが、
ジョン・レノンの「イマジン」をイメージして作られた曲だそうです。
昭仁さんが、イントロとアウトロでクロマチックハーモニカを演奏しています。
晴一さんも、エレキギターとアコースティックギターの2本を、
曲のイントロ、アウトロで使い分けています。

休日
厚めのコーラスのように聞こえますが、実際は昭仁さんのダブル・ボイスで収録されています。
それが休日のリラックスした雰囲気を醸し出してます。
結局、何も予定を決めず、のんびりと過ごせる休日が、最高の贅沢だったりして。

NaNaNaサマーガール
イントロなど曲の随所に使われている不思議な音色は、
トーキング・モジュレーターという特殊なエフェクターを使用し、ギターの音色に変化を加えたもの。
実は大滝詠一さんの「君は天然色」へのオマージュソングで、イントロを含めて意図的に似せてあるそうです。
女子の方が先に大人になって、男子は少年のままな感じが表れてて、はっちゃけてます。

DON'T CALL ME CRAZY
重いギターリフから始まり、デスヴォイスなどが用いられているハードロック調の楽曲。
こういう感じもなかなかなかった曲調で、カッコイイです。

ジョバイロ
ラテン調が前面に押し出された楽曲。
それもそのはず。ジョバイロとはスペイン語で「私は踊る」という意味なのです。
詞では、晴一さんが好んでよく使う演劇関連の言葉が出てきます。

月明りのシルビア
m-NAVI3をはさんで、ここからは「架空の人物コーナー」。
まずはシルビアさんの登場です。
技術的なことを言えば、質感の違いを求めて、テープレコーダーでレコーディングされていること。
アマチュア時代からの成長ぶりを見るという要素もあったようです。
イントロでは録音ボタンを、アウトロでは停止ボタンを押す際に出る音が使われています。
イントロの録音ボタンを押してから2秒後に演奏が始まるのは、
テープレコーダーらしさを出すためのあえての演出。
でも言われてみないと気が付かないほど、クリアな音質で、
テープレコーダーの性能があがったんだな、と実感。

Mr.ジェロニモ
続いて、ジェロニモさん。
昭仁さんによると、勢いで作ったので多くのテイクをとらなかったらしい。
確かに気持ちよく歌ってる様子は楽しそう。
演奏が終わった後、昭仁さんが自分のシャウトさに思わず笑ってしまった声がかすかに入ってます。
ここまで昭仁さんが入り込んでるのは、曲すら出来てない段階から、
「Mr.ジェロニモ」という架空の人物のイメージが頭から離れなかったそうです。

横浜リリー
最後はリリーさん。
歌詞の中には「本牧」や「汽車道」といったタイトルの横浜に関する単語が登場します。
どことなくアジアンな雰囲気な曲調は、中華街のイメージ!?
冒頭の印象的な音色は、シタールという楽器によるもの。
横浜って港町だからか、何だか哀愁漂う感じがあって、そんな雰囲気にピッタリです。

ライン
m-NAVI4をはさみ、ここからは「最後まで楽しんでコーナー」。
ここにきてじっくりと聞き惚れるバラードの登場です。
どんどん切なくなって泣ける曲。
内容が重いので、細かい音までなかなか聴けないかもしれませんが、
間奏部分では、晴一さんのピックスクラッチが聴けます。

グラヴィティ
本当に最後の最後までじっくり聴いてほしい曲。
最後の歌詞は、晴一さんが歌っているんです!
そしてラストは3拍子になりフェードアウトしていく。
そこでは晴一さんが、メロディオン(鍵盤ハーモニカ)に挑戦しています!!
ジュリアという少女の声で、キャビネットが閉じられるように、アルバムを締めくくります。



m-CABI (初回限定盤)

m-CABI (初回限定盤)

  • アーティスト: ポルノグラフィティ,新藤晴一,岡野昭仁,ak.homma,Porno Graffitti,野崎ブラザーズ
  • 出版社/メーカー: SE
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: CD


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Chorion

インディーズ独立後、初めてのアルバム。
アルバムタイトルの「Chorion」とは、絨毛膜の意味。
ルルティア自身がイメージするものは、
「自分に見えている世界と見えていない世界の境界線の象徴」、
「来るべき時に自然と課題が達成されるような内面的な象徴」であり、
インディーズ移行に伴う環境の変化や置かれているポジションに対し、
なすべきことを一つ一つ積み重ねて行って次の世界に進みたいという想いを込めて、つけられました。
ところで絨毛膜とは、胎盤の胎児側の構成要素。
そこからも、これからインディーズとして新しく生まれる決意のようなものを感じます。
今回は初の試みで、収録曲のインストが5曲も入ってます。

※例によって、既出のシングル曲とカップリング曲のレビューは省きますが、
「微笑みのマリア」のカップリングとして収録されていた「星に花、灰色の雨」は、
シングルとは全く別バージョンで収録されています。
実際はこのアルバムのバージョンの方が最初にあり、通常のバージョンになるそうです。
こちらはシンセパッド等のトラックで構成した、スローテンポでマイナーキーのロックで仕上がってます。

ABINTRA
「静かな夜の湖と嵐の海」、「膨張と硬直とか圧縮」、
「緊迫と無感動」とか「ループする精神状態」とか、
退廃的な情景と躍動を表現した感じです。
彼女の一番根底にある色彩感だとか。
サビの歌詞の文字数が多く、それをメロディにのせるのですが、
息継ぎする間もないくらい複雑で難しいです。

水景色 星模様
とてもキラキラした楽曲。
水面に反射する光とか、涙のしずくさえも、
キラキラと光っている様子が目に浮かびます。
子供の持つ「純白の優しさ」はキラキラしていて、「切なさ」も含んでいます。
サウンド的には「クラブ仕様のポップス」と言う感じ。
1曲目なんかもそうですが、エモーショナルな楽曲も多い中、
対照的な曲もあり、そんな対比が面白いですね。

願いの届く日
前の曲の「水景色 星模様」の優しさの部分を次いでいて、
続けて聴くと繋がりを感じます。
キラキラ感もあるのですが、スタイル的には少し80年代のキラキラした感じを意識しているそうです。
私はリアルに80年代の世代ではないですが、そこまでノスタルジックな感じはしないかな。
キラキラ感の中に切なさもあり、温かく包み込むような優しさもあって、
私の中では、優しいミディアムバラードとして、癒されています。
少し切ないアコースティックギターとピアノのアルペジオではじまり、
エンディングには、またアコースティックギターとピアノのアルペジオで終わっていきます。
3曲目までテンション高く続いた中、この曲とその前の曲で、少し解きほぐす役割をしています。

Time Traveler
唯一、ピアノとヴォーカルのみのシンプルなスタイルの曲。
とても優しく紡がれて、その静かな優しさに包まれます。
歌詞は割と社会派で、考えさせられる内容となっています。
同じ星に住み者同士、争うことなく、どうして互いに想い合って生きられないのだろう
じっくりと聴いてほしい一曲。

パレード
スタイル的には、エレクトロニカやピアノとアンビエントという感じですが、
囲まれている感じや孤立感という感覚があります。
でも、それだけじゃなく、それらを包み込む優しさも感じます。



Chorion

Chorion

  • アーティスト: RURUTIA,RURUTIA,Taka Sato
  • 出版社/メーカー: PHOERIX RECORDS
  • 発売日: 2006/11/08
  • メディア: CD


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Dr.コトー診療所 20

星野さんの後任として、新しい看護師がやってきました。
名前は仲依ミナ。
ドラマでは蒼井優さんが演じていた役ですね。
でも、ドラマの役の印象とは全然違いました。
子どもか!ってくらい、見た目も言動も幼い。
星野さんが入院してた本土の病院で勤務していて、
どうやら星野さんから誘われて来たそうですが、
厳密には、正看護師ではなく準看護師だそうです。
でも、そんなことはこの島では関係ない。
医療従事者はコトー先生と看護師の二人だけ。
島に来た理由はともあれ、目の前の患者に精一杯処置をすることのみです。

そこへ早速、下腹部に痛みを訴えたゆか子さんが運び込まれてくる。
ゆか子さんといえば星野さんの同級生で、
グラントさんと国際結婚をし、コトー先生のもとで赤ちゃんを産みました。
そのゆか子さんが、今度は子宮外妊娠をしていることが判明。
超音波所見によると、卵管は破裂しかけている状態で、
腹腔内に出血も見られる。
このまま放置すれば、出血性ショックが進行して、助からない!
本土まで搬送する余裕はないので、
診療所で緊急開腹して卵管を切除、止血することに。
それまでミナは手術自体も2回くらいしか経験がなく、
オペ中も極度の緊張でくじけそうになったのですが、
コトー先生の言葉で奮い立たされたのでした。
この時のコトー先生、ちょっとカッコよかったな。


この巻、実は「もうひとつのカルテ」という番外編の方が大部分を占めてます。
それは、今も幻痛に苦しむ鳴海先生と、その治療を引き受けた江葉都先生の物語。

江葉都先生は、生前の三上先生が勤務していた離島の診療所を引き継いでいました。
そこへ鳴海先生を連れてくる。
初めて鳴海先生を見た島民は、あまりにも三上先生と瓜二つなのでビックリする。
それは、三上先生の妻・恵さんも同じでした。

ある時、恵さんの息子・健一くんが大けがを負ってしまいます。
動脈が2本とも断裂し、文字通り、皮1枚で繋がっているような状態に。
今までの鳴海先生なら、有無を言わさず切断していたところでしょうが、
今回ばかりは「必ず、つなげる」と。
そこに、鳴海先生と健一くん、ひいては三上先生につながる鍵がありました。

鳴海先生の強い意志と高い技術力、江葉都先生の的確なサポートもあって、
健一くんの手術は無事に成功!
術後の健一くんに接する鳴海先生の態度は、それまでとは考えられないものでした。
つまり、鳴海先生と健一くんは血縁関係、ということは三上先生とも同様ということ。
ここで初めて語られる、鳴海先生と三上先生の、壮絶な過去。
お互いにわだかまりを持ちながらも、離れたところで切磋琢磨してたということですね。
今となっては、互いの成長を見せつけるどころか、再会すらかなわなくなってしまいましたが…。
鳴海先生の幻痛と歪んだ思考は、これほどまで根深いものだったとは。
精神的なわだかまりは、原因がわかれば、案外すっととけるものだったりします。



Dr.コトー診療所 (20) (ヤングサンデーコミックス)

Dr.コトー診療所 (20) (ヤングサンデーコミックス)

  • 作者: 山田 貴敏
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2006/10/05
  • メディア: コミック


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