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ホタルノヒカリ 10

前巻で大失恋した蛍。
その後、何かと散財して、すっかり文無しになってしまったのでした。
そんな蛍が向かったのは…古巣の家!
通帳の残高を見る生々しい1コマがありましたが、私も他人事じゃない!!
給料日前に残高見るの怖くて、
何か内職とか副業した方がいいかな、なんて本気で考えたり。

そして蛍は、また部長との同居生活を再開させたのでした。
今回は、大家と住人という関係ではなく、何と家政婦として住まわせることに!
住みこみ雇いとして家賃は免除、出来によっては家政婦代も払われるという契約(?)。
その給金は、部長の採点によって決まります。律儀に採点表までつけて。
こんな会社でも家でも気が抜けないなんて…!って思いがちですが、
まんざらでも無さそうなのですよね。

それは部長の言うことが理にかなっていて、
ちゃんと蛍の頑張りを見てくれる人だから。
職場にいてほしい上司は、こうして適切に評価、アドバイスをしてくれる人だよね。

蛍と部長がクローゼットの整理をしている時のこと。
ちょうど私も今、断捨離をしていまして、ものすごく為になった。
持ってる服の整理も把握もできてないから、
似たような服とか、結局あまり着なくなっちゃう服なんかを買うんだよね。
確かに、そういうのが金欠の原因となるんだよ。
それから、買った服のメンテナンスをすること。
自分でアイロンもかけられないヤツが、クリーニングに出すなんて、100年早い!って、
肝に銘じます。
それもそうだけど、本当はもっと手入れがいのある服を買えばいいんですよね。
いい年なんだし。
普通に就職してキャリアを積んでいれば、今頃そういう服をちゃんと選んでるんだろうけど。
一生モノは、私が生涯大切にできる「生業」に出会えたら、考えてみようと思う。

断捨離をしてると、不思議と捨てられるものが次から次へと出てくるんですよね。
あの時はあんなに捨てられなかったのに、どうして今は捨てられるんだろうって。
部長が言うように、「愛情」ではなく「執着」なのかなって気づけたからなのかも。
こういうところからでも、変わらなきゃって思ってるからかな。

こうして蛍の日常は戻り、休日の恋人と過ごす予定はなくなったわけですが…、
蛍にしてみれば、思うままにリラックスして過ごせる休日が戻ってきたわけであり、
それはもう、干物なのに水を得た魚のよう。
私も予定のない休日はとことん何もしたくないので、この気持ちわかる~!
でも蛍はまだ干物生活に戻ってきたばかりで、部長の達観した休日の過ごし方を見て、
ちょっと焦ってたけど、私は気にしな~い。
パーティーなどの華やかな場所なんて、ほど遠いもんです。
蛍が言うところの「羽衣(=ショール)」なんて、
20代の時に一度くらい身に着けたことがあったかどうか。
ハイ、枯れ切ってます。

そんな蛍の今年のクリスマスは…誰かのために頑張るクリスマス。
殿と優華をくっつけるために奔走します。
どうして蛍は、自分のことはさておき、人のおせっかいばっかり焼いてしまうのだろう。
だけどこれがまたマヌケな方向に行ってしまい…それはまた次巻!


今回は番外編として、蛍がSWに就職する時の物語が収録されています。
蛍の干物っぷりは今に始まったことではなく、大学生の時から。
就活もそんなに力入れてなくて、面接もマニュアルの完コピだったりするのですが、
そこを後の部長に突っ込まれる!
そこで語られた蛍のポリシーが、干物女の神髄となるのですが、一理あると思うんですよ。
生半可な気持ちでぐうたらしてるわけじゃない。
平日がんばって、お休みはとことんリラックスする。要はメリハリですよね。

私の本当にやりたいことは、簡単に叶えられるものではない。
もしかしたら一生叶えられないかもしれない。
だけどいつまでも好きなことばかりやってられるわけでなく、
生きてくためにはどこかで折り合いをつけないといけない。
その折り合いをつけるにしても、まだ私は納得できる仕事に出会えてないんだな。
一番にやりたいことじゃないにしても、一生懸命打ち込める職場に出会いたい。
生活の基盤を安定させて、趣味の延長でもいいから、思い切り好きなことができたらなぁ。
好きなことを仕事にするのは難しい。
だけど私なりに、今できることと、これからやりたいことと、バランスよく両立させたい。
ただそれだけなのに。

こうして、私も今、恐らく最後になるであろう転職活動をしています。
早く落ち着いて、全てがうまく回ってくれたらいいのにな。



ホタルノヒカリ(10) (Kissコミックス)

ホタルノヒカリ(10) (Kissコミックス)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/10/12
  • メディア: Kindle版


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2007

アルバム収録曲の「青空の破片」に関する収益は、
「夏目雅子ひまわり基金」及び「夏目雅子ひまわり基金の推薦団体」に寄付されます。
夏目雅子さんが好きだったひまわりは、SOPHIAのデビューシングル曲で、
SOPHIAにとっても縁のある花。
都さんも悪性リンパ腫と闘病して克服していたので、
力強いメッセージ性を感じます。

燃え尽きる太陽
1曲目からガツンとくる曲。
1日の最後に、夕陽が真っ赤に燃えて沈んでいく情景が浮かびます。
そう毎日、綺麗な夕陽が見えるわけじゃないけど、
本当に燃えるような真っ赤な夕陽を見た時の感慨は、何とも言えないですよね。

モラトリアム人間
心理学用語で、いわゆる「ピーターパン・シンドローム」と同じ。
ちょうど隣国のことが歌詞に出てきまして、何とタイムリーなんだと。
どうにか冷静に対応できないものか、とニュースを見ながら思います。

そんな私も偉そうなことは言えず、モラトリアムな類だと思う。
大人になんか全然なりきれてない。
学生時代と同じことを繰り返してるだけじゃないか。
生まれた意味、生きてる理由を探し続けてる。
答えは出なくても、一生を貫く芯のようなものが見つかればいいのにね。

bell
珍しくスイングのようなAメロから、サビの疾走感に移行するのがワクワクします。
何かを始めるには、終わらせないといけないものがある。
今の私もそんな状況。
節目の年で、ベルが鳴ったのです。
踏み出すと決めたのだから、もう振り返らない。

easy street story
周りの同世代はとっくに根を張って、家庭を持ったりしているだろうに、
私は相変わらず好き勝手に生きてる。
それが私の人生です。ほっとけ。

君と月の光
まるで時を刻むようなリズムのAメロと、
雄大なメロディーのサビに、とても癒されます。
じっくり自分と向き合って、自分の小ささを感じるけど、
その先に、月光のような静かな希望を感じることもできる。

青空の破片
かの有名な「愛の賛歌」のカバー。
松岡さんが改めて詞を書いています。
松岡さんらしい、内省的な歌詞。
欠けた心の破片を、生まれおちた道で探していく。
この考え方がすごく好きです。
完璧な心の人間なんてそうそういないはずで、
「かけた心を何で埋めるか」
これは人それぞれのテーマだと思います。
だからこそ、歌詞の最後の「ありがとう」が響くのでしょう。
心からの「ありがとう」、言えてないな。

stain
今も変わらず生まれ育った街に住んでいて、
ここから都会に働きに行って、帰ってくる。
そんな毎日だから、あまり都会に染まった感はないです。
だけど今、その生まれ育った街が大きく変わろうとしていて、
それはすごく寂しく、激しく動揺しています。

in the future
澄んだ音色のイントロがすごく綺麗で、引き込まれるように聞いていると、
曲自体は疾走感のある曲で、爽やかな青春時代にタイムスリップするかのよう。
未来はいつも見えないけど、あの頃と違うことは、
無限の未来の中でも、ある程度の限界が出てきてしまったこと。
あの頃は無謀なことでも夢見ることができたけど、
今はそれがはっきり無謀だとわかってしまう。
選択肢の数は減っていくだけかもしれないけど、どうせ見えない未来なら、
思い描くことは自由なんじゃないかな。


夜空に光る星というよりも、スターの星。
だから曲もロックなのです。
多くの人の期待を背負う星にはなれないけど、
誰かに希望の光を照らす星には憧れるなぁ。

-Sen-
フォークソングのような、素朴でアコースティックな曲。
「Sen」にはいろんな意味が込められていると思うのですが、
一番大きいのは「戦」かな。
どんなに残酷な結末になるとわかっていても、
どうして戦は生まれてしまうのだろう。
繰り返さないためにも、過去の過ちを忘れてはいけない。



2007

2007

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2007/10/10
  • メディア: CD


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10th Anniversary MEGA BEST

m.o.v.eのデビュー10周年を記念して発表されたベストアルバム。
CDは2枚組になっています。
DISC1には、ファンにより人気投票にて選ばれた10曲と、
2007年にリリースされたシングル
Systematic Fantasy」「Good Day Good Time」「SPEED MASTER」、
それまでにCD化されていなかった「Sugar Sugar Rain」、新曲の「Key Ring」が収録されています。
ファン投票による選曲は私の好みともだいたい一致してたかな。

「Systematic Fantasy」はオシャレなエレクトロ風の曲で、
ちょっと近未来的な、都会のポップという感じ。
それと両A面だった「Good Day Good Time」はファンキーなロックとの融合で、
割と今までのハイテンポな路線に近いかな。
そして「SPEED MASTER」は、ロックバンド8-BALLとのコラボレーション。
日本人ですがまるで洋楽のようなカッコよさで、今で言うワンオクみたいな感じかな。
かく言う私も、彼らのことはこの楽曲でしか知らないのですが…。
同名のタイトルの映画の主題歌になってます。
4人と3人がいい意味でぶつかり合うように繰り広げるサウンドは、
ものすごい爆発的なサウンドとなって、私たちの耳に届きます。

新曲の「Key Ring」は切ない系の部類の曲。
途中でスイングジャズと融合しているのは、新しい試みだと思います。

未発表曲の「Sugar Sugar Rain」は極楽気分が味わえるような、ご機嫌ソング。
m.o.v.eの曲で、リミックスではなくオリジナルがジャングルアレンジなのは珍しいかも。
yuriさんが歌うゆったりパートと、motsuさんのご機嫌パートの緩急が心地よい。
バカンスシーンにピッタリ。


DISC2には、ファン投票には選ばれなかったものの、メンバーが曲を選考し、
メンバー自らノンストップ・リミックスを施したものが収録されています。

ちなみにDVDには、全シングル曲のショートバージョンのPVが、
これまたノンストップ・ミックスで収録されている仕様です。
m.o.v.eの歴史がノンストップで体感できます。
改めて見ると、やっぱりクルマが似合うな。

ジャケットの大ボリュームのハンバーガーは、
当時発売されていた「メガマック」を思い出します。
私は食べたことないけど。
それくらいのボリュームたっぷりのアルバムです。



10th Anniversary MEGA BEST

10th Anniversary MEGA BEST

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: エイベックス・エンタテインメント
  • 発売日: 2007/10/03
  • メディア: CD


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HONOR 守り続けた痛みと共に

私が初めてNACSに出会った作品です。
そもそも私がNACSと出会ったキッカケは、
友人にこの作品のDVDを見せてもらってから。
その後、実際にNACSの舞台も観に行ってすっかりハマッてしまって、
自分でもDVDを買ったのです。
NACSさん、ちゃんと私は借りるだけじゃなくて、自分でも買いましたよ!!

というわけで、私にとっても大切な作品を、レビューさせていただきます。

どこかの校歌らしき合唱が聞こえたあと、舞台が暗くなり、幕がおりると…
いきなり息をのむ太鼓の演奏に圧倒される。
メンバーが見事な太鼓の演奏を披露してくれるのですが、その姿は老人。

この部分はいわゆるプロローグ。
今回はNACSメンバーの出身地・北海道の架空の村である「恵織村」が舞台です。

核となるのは、安田さん演じる五作さん。
戦争や友人の死など、悲しい過去を乗り越えて、ひとり生き長らえてきた老人の、
70年に渡る想いを伝える、郷愁人情ファンタジーです。

ところで、TEAM NACSはメンバー5人によるユニット。
客演がいないので、どんな役でも5人でやるしかありません。
今回は70年に及ぶ物語ということで、少年から老人まで、幅広い年代の役を演じ切る。
しかも、最低でも一人2役は演じるので、もはや何役やっているのか。

女優さんがいないので、たとえ女役であっても、女装して演じます。
音尾さん演じる「チエ」は、五作さんのかつての想い人で、いわゆるヒロインになるわけですが、
普通なら綺麗ドコロの女優さんが演じそうな役です。
そこを音尾さんが、おさげにもんぺ姿で演じるわけですけど、
物語に引き込まれてしまうと、全く違和感は感じない。
見た目じゃないリアルな感情の動きがそこにあったからでしょう。

他にもシゲさんと森崎さんが女装しています。
シゲさんは本当に女役ではなく、役柄上おかまになったという設定で、
本当に女装の役なのですが、これが何だかすごく綺麗!
さすがNACSのハンサム担当です。
森崎さんの女装は完全にウケ狙いで、一瞬登場するだけでしたが、ものすごいインパクトでした。

こんな風に、たとえ一瞬登場するような細かい役でも、5人の中で演じないといけないのです。
例えば五作さんが戦地のフィリピンに赴任した時の上官役を演じたシゲさん。
そのキビキビとした動きが見事で、特に匍匐前進はそれだけでも見物!
普通の劇団なら、こういう役は若手がやったりするもんですが、
ここまでの演技を見せられてしまうと、もうかなわないですよね。

それから、現地の救護兵ダバオを演じた音尾さん。
どうやら音尾さん憧れの外国人役だったようです。
そのカタコト具合が絶妙で、つい真似したくなっちゃいます。
言われてみれば確かに、外国人の方が「チョット待ッテク~ダサイ」って言ってるイメージある!
あとは、何故か語尾を奇妙なアクセントで伸ばしたり。
中でも私が一番お気に入りなのは、去り際の「ドウデスカ~?」って台詞。
本人の演技プランでは恐らく、余韻が残るように去るつもりだったのでしょうが、
何だが面白い仕上がりになってしまいました。
実は結構大事なシーンで笑っちゃいけないシーンかもしれないけど、耐えられなかった。

これだけ幅広い役を演じているので、今回もまた早替えが大変です!
画期的だと思ったのはズボン。
一瞬黒地に銀のラインが入っている模様なのかな?と思いきや、
何とその部分はファスナーだったのです。
ファスナーを使って裾の着脱(?)ができるというスグレモノ。
なので、大泉さんがあっという間に短パンになったり、シゲさんがスカートはいたりできるわけ。
この黒ズボンが、時には少年たちのズボンになったり、中学生の学ランのズボンになったり、
老人たちの法被の下のズボンになったり、何て便利なんだろう。
毎回、早替えのための衣装部さんの工夫には脱帽です。

また今回は被り物が多くて。地毛で出てくる方が少ないんじゃないか!?と思うくらい。
老人役の時には、森崎さん・大泉さん・音尾さんがハゲヅラをかぶって登場。
これはそれぞれが将来どういうハゲ方をするのかをイメージして作られたそうですが、
なんか生々しいです。
と言いながらも、リアルに毛髪について悩みだすお年頃のメンバーなので、
副音声でも毛髪ネタで盛り上がってたな。

でも、ハゲヅラはまだ序の口。衝撃のカツラはこの後も続々出てきます。
中学生になった頃。
バンドを組んではいたものの、少年たちの音楽の好みがそれぞれ違い、
それぞれが尊敬するアーティストのマネをしていたのです。
音尾さん演じるこうた君はチェッカーズ、
森崎さん演じるかどた君は南こうせつ、
シゲさん演じる花男君はXと、
それぞれの髪型を模したカツラで登場。
これはもう出オチでした。

いろんな格好のいろんなキャラクターが登場してきましたが、
何と言っても最強だったのは、安田さん演じる「ケン・タウロス」。
設定上は、大泉さん演じる秀一君が少年時代に落書きしたキャラクターが具現化したってことになってますが、
キャラが独り歩きしちゃってもう大変!
もう姿からしてエライことになってます。
上半身裸で下半身が馬(?)っていう、一歩間違えれば劇団四季にでも出てくるんじゃないか、
というようなナリなのですが、安田さんが暴走しちゃって大暴れ!

ここはケンタウロスと少年たちが絡んではしゃぐ(?)シーンなのですが、
本気で遊びまくってます。
さすが体は大人でも心は少年。楽しそうです。
ただ、ものすごい運動量なので、見た目以上に大変なんじゃないかと。
今思えば、安田さんが遊べるのは、唯一このケンタウロスだったんじゃないかと。

このシーンも実はすごく重要なシーン。
少年のこうた君が亡くなったおじいちゃんに会いに行くという冒険のシーンなのです。
死者の魂が宿るという「HONORの木」。
村の神木とも言える、大きな白樺です。
言わばこの作品のシンボル的存在なのですが、その存在感は圧巻!

この木をはじめ、舞台装置は本当に綺麗でした。
通称「たたみいわし」と呼ばれていた、まるでたたみいわしのような形状の紗幕がありまして、
これが舞台上にいろんな空間を作り上げてくれていたのです。
ある時はこの世とあの世の境界線に、ある時は卒業式の中学校の舞台の幕として、大活躍。
特にたたみいわしの向こうに、死者のシルエットが映るのは綺麗でした。

中学校の卒業式で、5人で校歌を歌うところも印象的でしたね。
ここは上述のたたみいわしの向こうに客席があって、
あえてメンバーの後ろ姿を見るという演出になっているんですけど、
卒業したら村を出ることを決めたメンバーが、背中で語る演技にしびれました。
表情が見えない分、想像しましたね。

そうして、中学卒業後、お寺を継ぐ秀一君以外は、村を出ていきました。
その後、お互いが携帯電話で連絡を取り合うシーンがあって、
それはさながら舞台上に三次元中継のような演出をされているのが、
物理的にはひとつの空間なのですが、お互いの距離感が感じられてよかったです。
なるほど~と思いました。
これ、生の舞台だとどちらかに視点を合わせなくちゃいけないけど、
DVD編集のおかげでワイプでいっぺんに見れるようになっているのがありがたいです。
よく見ると、携帯電話を持つ手だったり、マイムが細かいんですよね。
気心知れた人と話す時って、何かしながら話すじゃないですか。それがリアルなんです。

それから、村に残った秀一君から白樺の苗木が3人に届きまして。
白樺=恵織村の象徴。
3人それぞれの白樺、もといふるさとに対する向き合い方が異なっていて、
その細かい心情が伝わってきました。
だから、苗木も小さいものだったり、大きく成長していたり、折れてしまったり、
美術さんの細かい技が光ります。
三次元中継のように苗木のお世話をしていくのですが、真ん中に置かれたやかんだけが共有で、
このやかんが介在して、3人の共通点を象徴的にも結び付けてる演出が好きです。

NACSのお芝居の魅力って、ストーリーや役者の演技力はもちろんなんですけど、
そのエンターテインメント的な見せ方にもあると思うんです。

今回、その最たるものだったのが、和太鼓のパフォーマンス。
冒頭、老人役としてさわりのパフォーマンスをするのですが、
最大の山場は舞台のクライマックスにあります。
これだけでも十分、見ごたえたっぷり。
さぞかし猛練習したんだろうな、と思えます。
その努力の痕が、特典DVDで見れますよ。
この太鼓のパフォーマンスのために、なんと太鼓5台買っちゃいましたからね。
※その後、夕張でのジャンボリーで使われ、夕張の協会へ寄贈されたそうです。
でも本当、この頃のNACSメンバーは、ドラマの仕事も入り始めて忙しくなっていた頃で、
そんな中で、台詞も覚えて、太鼓も練習して…って、本当にすごいなって思います。

そして、舞台上で何と、オーロラを再現してしまったこと!
これは昔、森崎さんがウトロのお祭りで見たオーロラ投影から
インスピレーションを得られたそうですが、本当に素晴らしい!
単なるオーロラじゃないんです。それも「手作りオーロラ」。
懐中電灯の光をビニールに投影するっていうアイディアも、手作り感満載で素敵。
一生懸命さが伝わってきますよね。
これを実現させるのに、何度も実験を繰り返したんだと思いますが、
こういう作業ってワクワクするし、形になった時の感動もひとしおだと思います。

ストレートプレイなんですけど、こういう派手なエンタメ的要素を入れてくるのは、
森崎さんの演出の醍醐味で、その発想力にはいつも度胆をぬかれます。

森崎さんはいつも音楽にもこだわりを持たれているのですが、
今回はなんと校歌まで作ってしまいましたから!
作ったのは音楽担当のNAOTOさんです。
客入れ最後の曲として、幕がおりる直前まで流れているのが、恵織村中学校の校歌。
リアリティを求めて、子どもたちに歌ってもらっています。
他のBGMも、どこか田舎を意識して作られていて、それが郷愁を誘うのです。


この作品、キャッチコピーは「全ての心に、ふるさとを。」ということで、
誰もが何かしら心に引っかかるものがあるのではないでしょうか。
私は今年亡くなったばかりの祖父のことを思い出しました。
もしも「HONORの木」が本当にあったら、私は祖父と話してみたい。
五作さんの想いは、先立たれた友人の孫にしっかりと引き継がれていったけど、
私も生前、祖父が思っていたことは引き継いでいきたいし、
祖父が願ったことがかなえてあげられたらいいな、と思います。
いつか、私も祖父と同い年ぐらいまで生きれたら、自信を持って悔いなく逝かれるように。
そんな人生でありたい。


特典ディスクには、毎度おなじみのNACS CAMERAという舞台裏映像。
そして、結成10周年を迎えたNACSのトークライブイベントと出版された本に基づいて、
メンバーが10年を振り返る映像になっています。
NACSの原点と歴史がわかる、貴重な映像ですよ。




HONOR ~守り続けた痛みと共に [DVD]

HONOR ~守り続けた痛みと共に [DVD]

  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • メディア: DVD


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娯楽

娯楽と書いて「バラエティ」と読みます。
引き続きテレビ番組のジャンルがタイトルになっています。
ジャケットでは、メンバーがバラエティ番組に出演しているような場面になっていて、
林檎ちゃんがフリップを持っているのがすごく新鮮!

前作まではほとんどの楽曲の作詞・作曲を林檎ちゃんが手掛けてきましたが、
今作では林檎ちゃんは作詞だけに専念し、
メンバーの伊澤一葉さん、浮雲さん、亀田誠治さんによる楽曲で構成されています。
林檎ちゃん同様クラシックの教育を受けた端正なソングライティングが特徴の伊澤さんと、
カントリーからソウル/ジャズまでというふり幅のある浮雲さん。
そんな二人の楽曲を歌うことで、自身の曲とはまた違った声もあるのかもしれない。
その声に焦点を絞ったものもやってみたいという意欲作です。

ランプ
ランプとは高速道路のICなどの道路を意味するもの。
なので、ドライブミュージックに良いかもしれません。
すごくオシャレで快適なドライブになると思います。

ミラーボール
ギラギラしたイメージじゃなく、とっても大人なクラブミュージック。
あえて落ち着いた雰囲気で聞きたいです。

金魚の箱
タイトルから、金魚のアートアクアリウムが思い浮かびます。
一度行ってみたいと思ってみながら、一度も行ったことないんですよね。
ただ鑑賞されるために生きるって、どんな気持ちなんだろう。
よく大奥とか花魁が金魚にたとえられますよね。
林檎ちゃんが楽曲でそういう作品に関わることが多く、金魚に縁があるんだな。

私生活
これは名曲!
もしかしたら事変の中で一番好きな曲かもしれない。
魂の叫びとも言える壮大なバラードロックです。

OSCA
前作アルバム「大人」発売時のインタビューで林檎ちゃんが、
「今後について自分は曲を書かず、作詞と歌のプレイだけに関わったアルバムを作ってみたい」
という発言の通り、このシングルから林檎ちゃん以外のメンバーが作曲を担当しているのです。
この曲は浮雲さんが林檎ちゃんにより詞曲を依頼され製作しました。
タイトルは車好きの浮雲さんが、イタリアのスポーツカー「O.S.C.A」から取ったもので、
漫画「ベルサイユのばら」に出てくるオスカルのような劇的なイメージもリンクしたのかもしれないし、
「オスなのかメスなのか」という意味もあるそうです。
歌詞の内容は「だらしない男」について歌っています。

黒猫道
猫派なので、マイペースな猫の生き方にはすごく憧れます。
そんな唯我独尊な猫の気持ちを代弁している曲。
本当に「かまってくれるな」って思ってるんだろうな。
わかってるんだけど、ついかまいたくなっちゃうんだよね。
猫みたいに、他人のこと考えなくてよければいいのに。

復讐
本作で唯一鍵盤パートが無い楽曲で、伊澤さんはギターを担当しています。
全編英詞なんですけど、すごくクールでカッコイイ!!
まるで洋楽ロックのような仕上がり。
事変でも林檎ちゃんでも、なかなか新境地な曲なんじゃないかと思います。

某都民
浮雲さんと伊澤さんが、コーラスとしてではなくボーカルとして参加していて、
語手:浮雲さん、男唄:伊澤さん、女唄:林檎ちゃんという風に役割分担されています。
3者3様の声がマッチして、面白く聞けます。
まるでいろんな男女が行きかう東京のよう。

SSAW
林檎ちゃんと伊澤さんのデュエット。
タイトルの意味は、それぞれ四季を表わす英語の頭文字で、ファッション業界ではおなじみですね。
その通りに、四季を感じることのできる、爽やかな一曲です。

月極姫
浮雲さんが、フランス語でコーラスを歌っています。
有期契約で働く私は、「月極姫」みたいなもんじゃないかと思ったり。
まぁ、姫は余計だけど。

酒と下戸
お酒飲めないので、お酒の力も借りれないんですよ。
お酒飲める人うらやましいな。

キラーチューン
デモを聴いた林檎ちゃんが、「この曲はキラーチューンだ!」と直感し、
そのままタイトルになりました。
この曲独特のスウィング感が爽快で、
そこに浮雲さんがカントリー・テイストなギターで味付けをしている、
センスとテクニックが見事に融合した曲なのです。

メトロ
林檎ちゃんは何となく地下鉄のイメージ。丸サディの影響かな?
都会っぽく洗練されたメロディがお洒落です。



娯楽(バラエティ)

娯楽(バラエティ)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI Records Japan
  • 発売日: 2007/09/26
  • メディア: CD


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ポルノグラフィティ

バンド名がアルバムタイトルになった、いわゆるセルフタイトルのアルバムです。
シングル曲が1曲しかなく、アルバムの収録曲数自体も少な目なのですが、
これは晴一さん曰く、45分という凝縮された収録時間にこだわったそうです。
私見ですが、いろんな曲があり、テーマ性のある曲も多いので、
あまり短いという感じはしないですけどね。

リンク
唯一のシングル曲であり、このアルバムのリードシングル。
昭仁さんがデビュー後から現在までに至る「自分たちのやりたいことは何か」を、
晴一さんと話し合いながら制作した曲で、「探求」や「つながり」がテーマ。

空蝉
シングルやアルバムに入れることを考えず、自由に制作した曲だそうで、
その結果なのか、テンポチェンジが激しい曲になりました。
「空蝉」というタイトルから、こんなに激しい始まり方をすつのは予想外だったんですけど。
スローテンポになった時はイメージ通りで、変化が楽しめます。

ウォーカー
着々と歩み続けるような、ミディアムテンポの曲。
晴一さんらしい、生活感に密着した歌詞が面白いです。
確かに、賞味期限の切れる夜の0時に何が起こるのかといったら、
その瞬間に急にダメになってしまうわけじゃない。
そうやって、結構賞味期限過ぎても食べたり飲んだりしちゃう。
結局いつまでがセーフで、いつからがアウトになるかなんて、個人次第。

ベアーズ
野球を題材にした曲で、「ベアーズ」とは架空の野球チームの名称です。
二人とも生粋のカープファンですからね。
野球の試合場面がリアルに浮かんでくるような歌詞で、青春だな~って思います。

農夫と赤いスカーフ
「ベアーズ」の住む街の様子を歌った曲。
広大な土地と日差しが似合う、のどかな街のようですね。
都会とは対照的な風景。
この街には後にロックバンドがやってきます。

鉄槌
詞は、晴一さんが山崎豊子の「白い巨塔」「二つの祖国」を読んでいた時に書いたそうで、
2時間もののサスペンスドラマを見ているような、重々しいワードが並んでいます。
曲自体もかなり重厚感があって、ズシッズシッと響きます。
まるで鉄槌で打たれるかのように。

Light and Shadow
私も今までずーっとさなぎのままで、羽化したことない人生だと思う。
さよならしたいな。
最近になって、眠った未来を見つめ直していて、
ちょっとずつですが、また磨き始めています。
すぐに羽ばたけなくても、続けることが大事なんだと思う。

My 80's
今作唯一の打ち込みの曲で、昭仁さんのイメージの80年代風アレンジのナンバーです。
歌詞にも80年代の様子が描かれていて、同世代には共感できるんだろうな。
あいにく私は80年代生まれなのでリアルに体験していないのですが、
私が生まれた頃はこんな時代だったんだなぁ。

ロックバンドがやってきた
「ベアーズ」の住む街に「ロックバンドがやってくる」という、
街にとってはちょっとした事件なんですが、面白おかしく歌ってます。
都会からロックバンドがやってくるなんて言ったら、町中はそれはもう大騒ぎ。
町長も祝辞をとちっちゃうよ。
めったにないイベントに、みんなが熱狂する姿を想像すると、つい微笑ましくなります。

Please say yes, yes, yes
すごく必死さが伝わってくるのですが、
ここまでくると本当にYESと言ってもらえたらいいなって、
密かに応援したくなります。

そらいろ
昭仁さんが「アルバムの最期に入れられる曲」を想定して作った曲は、
故郷を歌った曲となっています。
二人がこんなにビッグになるとは、因島の皆様もさぞかし嬉しいことでしょう。
ポルノのお二人も、ちゃんと故郷のことを忘れずに大事にしているところが素敵です。



ポルノグラフィティ

ポルノグラフィティ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SME Records
  • 発売日: 2007/08/29
  • メディア: CD


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僕はまだ何も知らない。

名前の漢字表記が「智晶」になって初のアルバム。
この頃は今のような衣裳ではなく、まだナチュラルでした。
アニメ作品「ぼくらの」に使われた楽曲が多く収録されています。

Vermillion
「ぼくらの」後期エンディングテーマです。
何故シングルカットされなかったのかというくらい、壮大な名曲だと思うのです。
生きるということへの情熱を感じられる。
生きたくても生きられない人もいる。
今年、復活する希望を持ちながらも亡くなってしまった、
祖父のことを思い出しました。
今ある生命をおざなりにしてはいけない。

ロストイノセント
「ぼくらの」総集編の挿入歌でした。
優しく包み込んでくれるような柔らかい歌声と、
透き通るような旋律で、心が洗われます。

アンインストール
アニメ「ぼくらの」のオープニングテーマであり、作品のために書き下ろされました。
「アンインストール」とは、今やスマホを持ってると聞き馴染みのある言葉になりましたが、
ソフトウェアなどのプログラミングシステムを「削除する」という意味で、
作中に登場するパイロット達が次々と命を失っていく様子を例えています。
出だしのコーラスが印象的で、一度耳にするとなかなか離れません。

ミスリード
独特なメロディのサビがクセになって、何度も聞きたくなってしまう。
石川さんの凛とした歌声もまた他の曲の雰囲気と違って、とても惹かれます。

美しければそれでいい
アニメ「シムーン」のオープニングテーマ。
PVは「シムーン」の要素ともなっている「少女同士の恋愛」を想起させる内容でしたが、
曲自体も「美しい」とか女性らしいワードが散りばめられています。


GyaOで配信されたWebアニメ「幕末機関説いろはにほてと」の挿入歌。
(ちなみに同作品のオープニングテーマはFJYの「荒野流転」)
珍しく、ピアノの音色を前面に出したバラードナンバーです。
アニメイト限定シングルとして発売され、一般流通ではないのですが、
オリコンチャートへのランクインも果たしたそうです。
涙がはらはら落ちるような儚い旋律で、涙を誘います。

僕の空に季節はずれの雪が降る
私も重ねてきた暗い過去が重くのしかかっていて、
結局その呪縛から抜け出せないんだなって時々思います。
もちろん今までの人生が全て暗いものだけではないのだけど、
その出来事があまりにも大きすぎて。
そういう暗い過去を背負う自分と、全く別の自分と、二つの人生を歩めたらって思う。
やっぱり過去はどうしても消えることはないから。
ならばいっそ違う人になってしまいたいって。

house
植物や動物を育てることは、小さな子にとってとても大きな影響があると思います。
毎日水をあげても枯れてしまったり、思うように育たなかったり。
こうやって失敗を繰り返しながらも、愛情形成に大いに役立つと思うのです。
動物は愛情深く接することで、愛情が芽生えます。
私はこの歳になって猫が増えて、家の中がだいぶ賑やかになりました。
動物は家族。

Little Bird
「ぼくらの」前期エンディングテーマ。
優しいハープの色にのせて歌う、みずみずしい曲です。
100%癒しの曲。

水槽の中のテトラ
まるで水槽の中にいるような気分になれる、今の時期にピッタリの曲。
水族館とか水槽とか見てると、段々吸い込まれるような気分になって、
涼しさを味わうことができるのがたまらない。
だから私は水族館が好きなのです。
水の揺らぎってどうしてあんなに癒されるんでしょうね。

アイルキスユー
アルバムタイトルの「僕はまだ何も知らない」というフレーズは、
この曲の歌詞の中に登場します。
永遠のお別れをした兄弟の曲。
オルガンの音にのせて、教会で聞いてるような雰囲気です。
「星になって、見つけやすいオリオン座の近くにいてくれよ」っていうのが、
心を打たれました。



僕はまだ何も知らない。

僕はまだ何も知らない。

  • アーティスト: 石川智晶,西田マサラ
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2007/08/22
  • メディア: CD


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きらきら

沖縄県国頭村の掘建て小屋を改造して作り上げた「燦々スタジオ」でレコーディングされた、
沖縄への愛が詰まった1枚です。
キャッチコピーは「ようこそ、陽のあたる場所へ」で、
Coccoさんの日常である、沖縄や陽だまり、光などがキーワードになった、
まさにCoccoさんの世界観が詰まっていて、手作り感あふれる仕上がりだと思います。



まさしくアルバムのコンセプトそのもののような曲。
陽射しが燦々と降り注ぐ沖縄の光景が目に浮かびます。
そんな眩い太陽のもとで生まれた曲のタイトルは「サン」と読みますが、
これはもしかして太陽のSUNとかけているのかな?

あしたのこと
すごくかわいい音色で奏でられる童謡のようなんだけど、
歌詞の深さに驚いてしまいました。
今わからなくても大人になればわかること、立ち入らない方がいいこと、
世の中にはそんなことが溢れているけど、知ることの素朴さを教えられました。

In the Garden
プロデューサーの長田進さんとのデュエットのような演奏です。
とても味わいのある声の組み合わせは絶妙で、
屋外でラジオから聞こえてきたら、爽やかな風が吹きそうな曲。

甘い香り 
印象的なサビが頭から離れなくなる。
届かない想いだとか、叶わない願いだとか、思い通りにならないことなんてたくさんある。
だからといって諦めるものでもないな、とつくづく思う。

お菓子と娘
どうやらカバー曲のようです。
オルガンとか大太鼓とかたて笛が使われているので、
何だか小学校で響いてくる音色のような、懐かしいアレンジでした。

An apple a day
全編英詞で、カーペンターズっぽいメロディーの曲だなと思いました。
1日1個のりんごを巡る、ちょっと切ない歌詞。
ママの言いつけを守ってりんごを食べ続けていて、
大切な人をなくした時にもそれしかできなかった。
慣わしなんてそんなものだよね。

秋雨前線
夏が終わると秋雨前線がくる。
そんな雨続きの季節感と、切実な想いが重なる、
疾走感のある曲です。

Baby, after you
「コッキー親衛隊」による賑やかなコーラスで、
とっても楽しい曲になってます。
あまりの勢いに、Coccoさん本人も途中で笑っちゃってるし。
親衛隊の皆さんの熱気がたっぷり伝わってきます。

君がいれば
私一人だと小さな世界が、誰かによって世界観が広がる。
そんな存在がいれば、それはとても重要なもの。

花うた
初期の楽曲を彷彿とさせるような爽快なメロディ。
内容はとてもかわいくて、希望に満ち満ちていて、
とても前向きな笑顔になれる曲です。

Tokyo Happy Girl
大人っぽいジャズアレンジの曲。
東京でも喧騒でゴミゴミしている部分じゃなくて、
おしゃれで洗練された都会のイメージを出してる。
Coccoさんに都会の喧騒は似合わないもんね。

小さな町
私も一人暮らしはしたことあっても、
基本的には生まれ育った町から出たことはなくて、
すごく小さな世界観の中で生きてるんだな、って思うことあります。

雨水色
透き通るようなピアノの音色と、Coccoさんの優しい歌声に癒やされます。
静かな祈りのような曲で、心を落ち着けて聴いていると、
心がスーッとなっていく気がするのです。

ハレヒレホ
Coccoさん流カントリーロック!
踊りだしたくなるような楽しさです。
沖縄の大自然が育んだ郷土愛ですね。

タイムボッカーン!
数々のアーティストが歌っている「タイムマシーン」について。
あれば乗ってみたいものですけど、実現する可能性は無いんですよね…。

10 years
このアルバムが発売された年は、Coccoさんのデビュー10周年だったんです。
この10年間分の想いを、Coccoさんらしく歌で振り返ります。
たまにテレビやラジオに出ては、変わらない素朴さが魅力だと思っていました。
作品をリリースするペースはゆったりだけど、その度にいろんな想いを伝えてくれました。
こちらこそ感謝の気持ちでいっぱいです。

チョッチョイ子守唄
Coccoさんが幼少期に母親から子守唄として伝え聞いた形態通りに歌唱・演奏したもので、
原曲の大部分を省略した構成になっているそうです。
当然原曲は沖縄に伝わる子守唄で、沖縄の言葉で歌われています。
幼少時、こんな風にお母さまと口ずさんだんだろうなぁ。

Never ending journey
10年は大きな節目ですが、まだまだ終わりじゃない。
一時期、マイクを置いた時はあったのですが、こうして彼女はまた戻ってきてくれました。
この曲を聞く限り、まだまだこの先も歌声を届けてくれそうなので、これからも楽しみです。



きらきら(初回限定盤)

きらきら(初回限定盤)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Viictor Entertainment,Inc.(V)(M)
  • 発売日: 2007/07/25
  • メディア: CD


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ホタルノヒカリ 9

前巻のラストで、最大限干物な姿をマコトに見られてしまった蛍。
そして、マコトから完全に拒否され、フラれてしまう…。

そう、この巻は丸ごと「失恋」。
どん底の失恋からどうやって立ち直っていくのか、
蛍を見守りながらも自分も励まされてしまう、そんな1冊なのです。

どんな失恋にも原因があるわけで。
蛍の場合、その干物姿が直接の原因というわけではなかった!
そんな蛍の自然体を、マコトに一度も見せてこなかったこと。
そりゃ誰だって、好きな人の前では、取り繕ってしまうことはある。
だけどマコトが許せなかったのは、その自然体を、他の男には見せていたってこと。
血の繋がった家族ならまだしも、そうでない部長だったもんだから。
しかも、恋愛相談とか、部長が蛍にとって、大きな心の支えになっていたのも知っていたから。
家族以外で、恋人以上に心許せる異性がいれば、否定されるのも無理ない。
軽い気持ちで部長と同居していた蛍は罪深いのです。

そんな自分の罪を自覚した蛍。
住むところも失って、優子のところに転がり込む。
親友ならではの心意気で、失恋したての蛍を休ませることができました。

失恋をふっ切る薬なんて、「時間」しかない。
そんな時、全力で打ち込める仕事があるといいなって思う。
たまたま蛍が任された仕事が「失恋カフェ」。
何度もボツになる度に企画を練り直して、企画が見事通る頃には、
蛍自身も失恋に向き合って、考えることができました。

だけど厄介なのは、蛍とマコトが、仕事上でまだ繋がりがあるってこと。
ある時、何も知らない上司からの指示で、マコトの作品展のパーティーの仕切りを任される!
蛍とマコトの関係は、周囲に知れ渡っていたので、いたたまれない思いをするが…。
対応に困っていたところ、マコトの口から堂々と、
「今は仕事上の良きパートナーです」と宣言される。
その場でまた皆に知れ渡ってミジメな気持ちにはなるんだけど、
スッキリとふっ切るには良いキッカケとなったのでしょう。
恋愛関係は終わったけど、人として否定されたわけではないからね。
その証に、マコトがこれまで蛍をはじめSW社に支えてもらったことを、とても感謝していました。

山田さん曰く、
「フラれてミジメで、ドン底の自分認められたら、
ちゃんと浮上できるってわかったわ」って。
これは実際に山田さんが経験した話。
蛍も今まさにドン底の状態だけど、部長や殿、優華など、
周囲のあたたかい支えのおかげで、どうにかまた日常に戻れそうです。

ところで、住むところを失った蛍はどうするのか?
一時的に優子のところで世話になったものの、ずっとそこにいるわけにいかず、
蛍が見つけたのがなんとウィークリーマンション!
しかし、その週極の家賃ですら、金欠で払えなくなる…。
そこへたまたま通りかかった部長ですが、蛍はまた部長に甘えてしまうのか!?

一人暮らしのくせに荷物の多い蛍。これは私も同じ!
私も一人暮らしの家を引き払う時、あまりの荷物の多さに驚きだったな(笑)
干物は家につくので、家の中の荷物はどうしても多くなるんですよ。


さて、今回とっても勉強になった、失恋との向き合い方。
ちょっと受け売りっぽいですが、まとめてみます。

まずは、失恋直後のケア。
①フラれた真の原因は本人もまだ考えたくないもの。
 そこにはふれず、一週間はそっと見守りましょう。
②ふられた彼への後追いは、彼女の傷口を広げるだけ。
 シゲキしないようやんわりと阻止しましょう。
③この時期は当たり障りのないバカ話などがベスト
④失恋したては、なにかと判断力を失っているものです。
 広い心で接してあげて。
⑤物を処分することによって過去の気持ちも整理されます。
 しかしひとりではふん切りがつかないもの。手伝ってあげて。

こんな風に支えてもらえたら、やさぐれた心も癒されますよね。
でもいずれは自分自身でふっ切らないといけない。
そんな時に有効なのは「時間」。
時間はどんな時も平等に流れているので、生活をしなくてはならない。
どん底の自分を認められたら、あとは浮上するしかないのだから。

そう考えると、恋愛以外で日頃打ち込んでるもの、大事にしてるものってすごく大事だなって。
私なんてただでさえ恋愛とは縁遠いので、どういう人生なのかわからなくなっちゃうよ。
だから、やりがいのわからない仕事はもうしたくないなって思います。
それと、こんな私に関わってくれる人たちは、大事にしたいと思う。

失恋観から人生観へと変わってしまいましたが、
私も今、いろいろと思うところあって、何だか考えさせられました。



ホタルノヒカリ(9) (Kissコミックス)

ホタルノヒカリ(9) (Kissコミックス)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/07/13
  • メディア: Kindle版


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circus

FictionJunction YUUKAの2枚目のアルバム。
ですが、この名義ではこの後、アルバムは発売されていないのです。

circus
表題曲であり、オープニングにふさわしいような、華々しい曲。
サーカスのように軽快に流れるリズムが心地よいです。

aikoi
アンニュイで不思議な感じが漂う曲。
恋愛の迷宮にはまり込んでしまうような、
ぐるぐると不思議な感覚がまとわりつきます。

Silly-Go-Round
アニメ「.hack//Roots」のオープニングテーマ。
「.hack」シリーズはこれまでも携わってきていたのでおなじみです。
この曲も.hackの世界観にピッタリで、
リアルとバーチャルの間を、見境なく行ったり来たりするような、
そんな感じが表れています。
歌詞に出てくる「リセットボタン」なんて、ゲームを意識したワードですよね。

blessing
そのものスバリ、幸せになれる曲です。
歌詞もそうなんですが、YUUKAさんの幸せに溢れる歌声がまた、
祝福されてるような気分になります。

荒野流転
荒野の荒々しい感じなのですが、どこか和風の雰囲気も混ざっていて、
荒野を駆ける侍のイメージです。
潔く、凛とした勇ましさを感じます。

よろこび
3拍子でよろこびいっぱいの曲。
サビで階段をのぼるように高音になっていくところが好きです。

光る砂漠
広大な砂漠のように、雄大な曲で、
YUUKAさんの伸びのある高音が更なる広がりを感じさせる。
未来なんて広大な砂漠のように見えないもので、
こんな風にどっしり構えながら歩んでいけたらよいと思えたのでした。

romanesque
ラテンのリズムの情熱的な曲で、なかなか斬新です。
主題歌となったアニメの雰囲気に沿ったものでしょう。
歌い方もいつもの柔らかい感じとは違い、ちょっと凛々しく熱っぽい感じ。
本当に表現力が幅広いなぁと思います。

ピアノ
文字通りピアノにのせて歌っています。
厳密に言えば、ピアノの演奏に、チェロとボーカルが乗っている。
ピアノありきの曲で、ピアノの主旋律がそのままサビのメロディになって歌っています。
アコースティックライブで映えそうですね。

六月は君の永遠
こちらは本当にピアノ1本で歌い上げていて、
ピアノは梶浦さんが演奏しています。
囁くように静かな歌声がまた癒されます。
6月といえば梅雨でジメジメしたイメージもありますが、
ジューンブライドもあり、永遠を連想させやすい季節でもありますね。

焔の扉
機動戦士ガンダムSEED DESTINYの挿入歌で、
作品中にこの曲が流れると、鳥肌が立ちました。
決意だとか宿命だとか、作品のテーマとなる部分とリンクしていて、
作品を盛り上げる要素を担っていました。

angel gate
YUUKAさん主演の同名のミュージカルのテーマソングでした。
さすがミュージカル出身だけあって、素晴らしい歌唱力です。
本来のYUUKAさんの力を知った気がしました。
舞台でもこれだけ伸び伸びと歌えたら気持ちいいだろうな。



circus

circus

  • アーティスト: 梶浦由記
  • 出版社/メーカー: flying DOG
  • 発売日: 2013/05/08
  • メディア: CD


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